吉田正尚が重要視する「把握」 記録は途絶えるも…復活劇にあった“新発見”

カブス戦に「2番・左翼」で先発したRソックス・吉田正尚【写真:Getty Images】
カブス戦に「2番・左翼」で先発したRソックス・吉田正尚【写真:Getty Images】

9戦ぶり無安打も「自分のストライクゾーンをシーズンを通して把握」

■カブス 10ー4 Rソックス(日本時間15日・シカゴ)

 レッドソックスの吉田正尚外野手が15日(日本時間16日)、敵地でのカブス戦に「2番・左翼」でスタメン出場し、6月29日(同30日)以来、自身9試合ぶり無安打に倒れた。継続中だった日本人メジャー最長記録の8試合連続マルチ安打もストップし、打率.313に。試合後には「いずれは途切れますので」と前を向いた。

 今季10勝目を挙げたカブスのストローマンから安打を放つことができなかった。初回1死の第1打席では外角の際どいコースを見逃して三振に。吉田は「低め、両サイドを幅広く攻められました」と投球に感服した。

 4打数無安打に倒れ、記録更新とはならず。試合後には「気にしてはいない。自分のストライクゾーンをシーズンを通して把握しておいた方がいい」と淡々と振り返った。

 メジャー移籍1年目の今季は、開幕直後に打率.167まで下がったこともあったが、研究を重ねて“復調”。高い適応能力でメジャーの舞台でも奮闘してきた。

 9試合連続マルチ安打となれば球団タイ記録だったが及ばず。「(記録の)意識がないことはないですけど、切り替えられないことはない。また明日からいいスタートを切れるようにしたい」。吉田のバットであれば“記録更新”する日も遠くないはずだ。

(真柴健 / Ken Mashiba)

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