わずか14億円で「トレードをまとめる可能性」 大谷翔平を“格安獲得”の条件

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

レイズ地元紙が描く青写真「トレードをまとめる可能性はある」

 エンゼルス・大谷翔平投手の去就をめぐる報道は、とどまることを知らない。FAとなるオフには空前の巨額契約が予想されるが、こと今夏のトレードとなると少し話は変わってくる。現在ア・リーグ東地区首位を走るレイズの地元紙「タンパベイ・タイムズ」は、「レイズがトレードをまとめる可能性はある」と一縷の望みを叶えるための“条件”を提示した。

 同紙はまず「コストもさほど大きくはない」と、金銭面での利点に着目する。球団はトレードで獲得した選手の年俸を引き継ぐことになるが、大谷の今季の残り分は約1000万ドル(約13億8700万円)。金満球団でなくても、決して払えない額ではない。

 加えて、レイズ選手たちの年俸総額が低く、大谷が加入しても「年俸総額が増えても余裕があるはずだ」と指摘。昨年比29%ほど上昇した観客動員数は、さらにうなぎのぼりになる可能性があり、同紙は「グッズ売り上げ、ウェブでの閲覧数、ラジオやテレビの視聴率がどれだけ急上昇するか、そして優勝することで新球場建設にどのようなインパクトを与えるかについても、試算するはずだ」とみる。

 さらに、エンゼルス側への“対価”についてもレイズは問題ないという。マイナーを見渡しても「有望株の宝の山」で、飛躍が期待される若手メジャーリーガーも揃っていると言及。「レイズは傘下を破壊しない上で、才能ある選手らの最高のパッケージを用意できるかもしれない」とイメージを膨らませる。

 同紙の青写真はさらに鮮やかとなり「完全なる仮説だが、もし資金が豊富な投資家らがレイズ買収を狙っているという最近の報道が事実で、現在の筆頭オーナーが優勝して退こうとオオタニの獲得にゴーサインを出したらどうなるだろうか」とも。“レイズ・大谷”は決して絵空事ではなく「レイズが新しいユニホームを着たオオタニを見る日が来る可能性はそこそこあるのではないだろうか。その日とは、レイズが敵地ヤンキースタジアムでプレーする8月2日(日本時間3日)だ」とまとめた。

(Full-Count編集部)

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