大谷翔平をトレードせず、POを逃せば… 米司会者は恐々、想定される「最悪のシナリオ」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

トレードでプロスペクトを獲得せず、FAで大谷も去れば…

 エンゼルスが大谷翔平投手をトレード放出しない決断を下したと、米誌「スポーツ・イラストレイテッド」が26日(日本時間27日)に伝えた。この報道を受けて、MLBネットワーク内の番組「MLBトゥナイト」でさっそく議論が交わされた。

 大谷のトレードに“賛成派”だった司会者のグレッグ・アムシンガー氏は、「エンゼルスはトッププロスペクト(若手トップ有望株)をまったくもらえないとのことです。エンゼルスはトッププロスペクトが欲しい」と残念がる様子で話し始めた。

 解説のゼイビア・スクラッグス氏は、エンゼルスがまだプレーオフ進出への可能性を残していることに触れ、「私は彼がワールドシリーズを制覇する可能性があるチームにトレードされるのを見たいが、エンゼルスで、プレーオフに行ける可能性がちゃんとあると思うなら、彼を残さないといけない」と語った。

 アムシンガー氏が「最悪のシナリオ」として想定するのが、トレードで有望株を獲得せずにプレーオフを逃し、大谷がFAで流出した場合だ。「史上最高の才能を持つ選手を残して、またプレーオフ進出を逃せば、彼が他球団と契約しても仕方ないと思わなければいけません。彼は勝ちたいとメディアに言い続けてるのですから」と強調。トラウト、レンドンらは残っているものの、今季はエスコバー、ジオリトらの獲得で有望選手を他球団に手渡している。

 大谷のトレードはプロスペクトを獲得するまたとないチャンス。そこで動かず、プレーオフを逃して大谷がFAで出ていけば、来季だけでなく未来のチーム事情にも多大な影響を及ぼす。エンゼルスはワイルドカード争いでは、進出圏内から4ゲーム差。プレーオフに進出し、大谷も引き留めることが出来るだろうか。

(Full-Count編集部)

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