大谷翔平は「怖い」 “ジャッジ超え”も確信…韓国人左腕が感じた理由「今年は完成形」

ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

Bジェイズ・柳賢振が語る打者・大谷「対戦したくない」

■エンゼルス 3ー2 ブルージェイズ(日本時間31日・トロント)

 エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3回の左前打で4試合連続安打をマークした。4、9回の好機では申告敬遠で勝負を避けられ、自身2年ぶりの40号の到達は2試合足踏みとなった。

 両リーグ最多タイ12敬遠。後半戦に入って異常な警戒度が続いているが、これも仕方ないのかもしれない。左肘のトミー・ジョン手術から復帰を目指すブルージェイズの柳賢振(リュ・ヒョンジン)は打者・大谷と「対戦したくない」と言い切り、その理由については「怖いから」と日本語で語る。韓国人左腕が感じた打者・大谷の凄みとは。

「今年のオオタニを見れば、素晴らしいシーズンを送っているのは明らかだ。屈指の選手。その点については言葉では言い尽くせないよ」

 打者・大谷の印象について苦笑いで切り出したメジャー通算75勝左腕。大谷とは昨年5月26日(同27日)にエンゼルスタジアムで3打席で対戦。結果は四球、二ゴロ、空振り三振だった。その試合で左腕は5回6安打2失点でシーズン2勝目を挙げている。今回の3連戦。韓国人左腕は、当時との違いをどう感じたのか。

ジャッジ超えは「間違いないだろう」

「ずっといい打者だったが、今年は完成形に近づいているのだと思う。とてもいい。パワーとコンタクト力は以前からあった。だからこそ、これだけの本塁打や長打が出ているんだ」

 大谷はここまでシーズン59発ペース。昨季ヤンキースのアーロン・ジャッジが62本塁打を放ってア・リーグ新記録を樹立したが、柳賢振は大谷がジャッジの本塁打記録を破ると確信しているという。「このままのペースでいけば、間違いないだろう」。

 柳賢振は8月1日(同2日)の本拠地・オリオールズ戦で復帰する予定だ。「試合で投げるのが待ち遠しい。チームの頑張りも素晴らしいし、選手たちは(ワールドシリーズ制覇へ)競い合う準備が出来ている」。エンゼルスとブルージェイズのレギュラーシーズンでの対戦は終了したが、また大谷vs柳賢振の激しい日韓バトルを期待したい。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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