痛恨のセーブ失敗「結構辛い」 逆転満弾を被弾…エ軍守護神が悔やんだ「一番の過ち」

満塁弾を打たれたエンゼルスのカルロス・エステベス【写真:ロイター】
満塁弾を打たれたエンゼルスのカルロス・エステベス【写真:ロイター】

守護神エステベス「歩かせていかなければ満塁弾にならなかった」

■マリナーズ 5ー3 エンゼルス(日本時間4日・アナハイム)

 エンゼルスの守護神、カルロス・エステベス投手は3日(日本時間4日)、本拠地・マリナーズ戦の9回から救援登板。逆転満塁弾を許し、今季2敗目を喫した。「結構辛い。イニングの頭に2人を歩かせた。これは良くない。それが一番の過ちだったと思う。歩かせていなければ満塁弾にならなかった」と肩を落とした。

 2点リードの9回。先頭ラリーから2者連続四球を与え、無死満塁のピンチを招いた。ヘルナンデスを空振り三振に仕留めたが、続くマーローに痛恨のグランドスラムを許した。「今日は100マイル(約161キロ)が出ていた。疲れていたとかではない。少し自分としてはメカニクスがかみ合っていないという感じではあった。だが、終盤では調整できてよくなった」と言い訳はしなかった。

 チームは3連敗でワイルドカード進出圏内まで4ゲーム差に離された。今季44試合目で初のセーブ失敗だった。「引退するまで1度もセーブを失敗しないなんて誰も思っていなかった。大事な試合ではあったが、1試合にすぎない。辛いが、この後もたくさん試合がある。この部屋の全員が僕に味方してくれることは分かっている。大切なのはそこだ。僕らはチームだ。明日また試合に挑む」と必死に気持ちを切り替えていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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