大谷翔平の“敬遠拒否”「歩かせることは嫌い」 マ軍24歳が挑んだ真っ向勝負

マリナーズのブライス・ミラー(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター、Getty Images】
マリナーズのブライス・ミラー(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター、Getty Images】

大谷翔平と初対戦のミラー、初回に安打を浴びるも2奪三振

■マリナーズ 3ー2 エンゼルス(日本時間7日・アナハイム)

 本塁打キングを独走する二刀流に真っ向勝負を挑んだ。今季メジャーデビューを果たしたマリナーズの24歳の右腕ブライス・ミラー投手は6日(日本時間7日)、敵地でのエンゼルス戦に先発し、5回1失点10奪三振に好投を見せた。“初対戦の”大谷翔平投手とは3打数1安打2三振。果敢にストライクを投じた。

 第1打席は大谷に軍配が上がった。マリナーズ1点リードの初回1死、甘く入ったフォーシームを中前にはじき返された。大谷の一打から3連打を浴び、同点を許したが、2回以降は修正。3回、5回はともに追い込んでから、内角低めへの落ちるスライダーで空振り三振を奪った。報道陣から「今年一番のスライダーか」と問われると、嬉しそうに頷いた。

「投げないといけない場所に、投げることができた。低めにストライクからボールになる球を投げることができれば、いい結果になる。(スライダーの制球は)ここ1週間の目標だった」

 大谷はここまで両リーグ最多の14個の敬遠を受けている。3日(同4日)の同カードでは2死走者なしから歩かされる場面もあった。しかし、24歳の右腕は「リーグ全体で彼との勝負を避ける傾向があるけど、私は勝負をしたいと思っていた。どんな相手でも歩かせることが嫌いだ」と強気の姿勢。好結果に終わり「三振を奪えて、気分がいい」とはにかんでいた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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