大谷翔平は「離脱する可能性がある」 フル回転に前指揮官が危惧「休養を命じたことも」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

前監督マドン氏「綿密に計画したプランを提示すれば受け入れてくれる」

 エンゼルスの大谷翔平投手は、前回先発した3日(日本時間4日)のマリナーズ戦で「右手中指のけいれん」の影響により4回無失点で緊急降板した。その後は野手として出場を続ける大谷には“休養問題”が沸き起こっているが、元エンゼルス監督のジョー・マドン氏は「(代打として)1打席立たせてもいいが、理想は2日間の完全休養を与えることだ」などと考えを明かした。

 米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」が「ショウヘイ・オオタニは数日間の休養をとるべきでしょうか」との議題で話し合った。司会を務めるトム・バードゥッチ氏が「ショウヘイ・オオタニが少し心配です。けいれんを起こし、その前はマメのトラブルがありました」「オオタニをよく知っているあなたは、この件についてどう思いますか? WBCから稼働しているので、疲労は溜まっているはずです」と投げかけた。

 マドン氏は「私が監督を務めていたときは、彼の方から休養日を指定してもらうやり方だった。彼は足の状態で決めると言っていた。直近2年間の仕事量は、現役を含めた過去のどんなメジャーリーガーと比べても全く違うものだ」と説明した。

 大谷から休養日を指定してもらう一方で「去年、彼の状態を見て私から休養を命じたことが2回あった。疲れが溜まっているように見えた。ショーの場合、綿密に計画したプランを提示すれば受け入れてくれると思う」とも。「私だったら、移動日の前日か翌日を休養日に充てる。そうすれば2連休を与えることができる。対戦投手のことも考慮しながら決めて、『潜在的な怪我を抑止する。そしてフレッシュな状態でプレーできる』と彼にプレゼンする」と明かした。

 バードゥッチ氏が「チーム状況的に休養がとりずらいことも影響しているのでしょうか?」と問うと、マドン氏は「イエスとノーだ。このやり方を続ければ、離脱する可能性がある。先を見越す必要がある。対戦相手によって、休養日を決めるべきだ」と私見を述べた。

(Full-Count編集部)

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