田中将大がAロッド援護弾で6勝目　2被弾3失点も3戦連続QSの力投で2連勝！

7回3失点のQSで自身2連勝、後半戦開幕の大役で役割果たす

　ヤンキースの田中将大投手は17日（日本時間18日）、後半戦初戦の本拠地マリナーズ戦で7回5安打3失点7奪三振2四球と粘投し、6勝目（3敗）を挙げた。田中はシーガーに2打席連続ホームランを浴びたものの、降板目前の7回にAロッドが勝ち越しソロ。田中は3試合連続となるクオリティースタート（QS、6回以上を自責3以内）でゲームを作り、白星を手にした。試合はヤンキースが4－3で勝利し、後半戦白星スタートを切った。

　田中は初回、わずか8球で3者凡退に仕留める。2回2四球などで2死満塁とピンチを招いたが、ズニーノはスライダーで空振り三振に仕留めた。

　その裏、ヤンキースはヤングのソロで1点を先制するも、田中は3回、1死からシーガーにスライダーを右中間に運ばれ、同点ソロを浴びた。

　4回は3者凡退。その裏、ヤンキースはヘッドリーのタイムリーで1点を勝ち越す。

　だが、田中は5回、2死一塁で真ん中に入ったツーシームをシーガーに再び右中間スタンドに運ばれてしまう。2打席連続のホームランを浴び、逆転を許した。また援護をもらった直後に痛恨の失投で勝ち越しを許した。

　それでも、ヤンキースはその裏にマッキャンのタイムリーで同点に追いつく。6回の田中は1安打を浴びながら無失点。92球で7回も続投すると、モリソンは追い込んでからスプリットで空振り三振、ズニーノはツーシームで三ゴロ、ミラーはスプリットで一ゴロと3者凡退に仕留めた。

　その裏、ヤンキースのブルペンでは、8回からの登板に向けてベタンセスが準備を開始。すると、1死からAロッドが右中間へソロを叩き込み、勝ち越しに成功した。田中の降板目前で主砲が値千金の一発を放った。

　ヤンキースは8回をベタンセス、9回を守護神ミラーと盤石の無失点リレーで4－3で快勝。今季開幕戦に続き、後半戦開幕も先発の大役を任された田中の力投が実り、6勝目の権利がついた。9日のアスレチックス戦から自身2連勝となった。

　この日は103球を投げてストライクは63球。防御率は3.65となった。

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フルカウント編集部●文 text by Full-Count