ヤ軍473億円男は「キャリア最低」の不振 8連敗中は打率.091…「より責められる」理由

ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:ロイター】
ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:ロイター】

スタントンは今季の打率.199と苦しんでいる

 ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手が、衰えを隠しきれない。マーリンズ在籍時の2017年に59本塁打を放った長距離砲だが、今季はここまで74試合に出場して打率.199、18本塁打、45打点と本来の姿から程遠くなっている。

 ニューヨークに隣接するニュージャージー州のメディア「NJ.com」では「すでにキャリア最低のシーズン」と報じられており、マックス・グッドマン記者によると「(凡退時)観衆からブーイングを浴びせられても、スタントンは歩幅を崩すことなく、流れるような動きで階段を駆け下り、ヤンキースのクラブハウスに入っていった」と言及されている。

 ヤンキースは現在8連敗中。期間中のスタントンは22打数2安打の打率.091で“戦力”となれていない。グッドマン記者は「波のある(不安定)なパワーヒッターが、打席で完全に困惑しているように見える時がある。彼は今まさにそのような時期。年齢を重ねるにつれて、そのようなスランプがますます頻繁になってきている。(今季は)キャリア最悪の数字である」と言及している。

 成績の低迷は「天才的なパワーを持つ男のスイングスピードが少し低下したことを証明している」とグッドマン記者。スタントンの不振は「今シーズン3200万ドル(約46.6億円)を稼ぎ、少なくともあと4年の契約が残っているために、より責められるのだ」と説明した。

 スタントンは2014年オフに当時所属したマーリンズと結んだ13年総額3億2500万ドル(約473億円)の超大型契約が2028年まで残っている。さらに、ヤンキースはスタントンがヒットを記録していない試合は「5勝28敗である」とグッドマン記者。復調を期待するしかないが「彼の最高の日々がこの先やってくるようには見えない」としている。

(Full-Count編集部)

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