侍U-18、大学日本代表に完封負け 東洋大・細野が158キロ計測、慶応・丸田は無安打

「3番・中堅」で出場したU-18日本代表の丸田湊斗【写真:矢口亨】
「3番・中堅」で出場したU-18日本代表の丸田湊斗【写真:矢口亨】

侍U-18が0-8で敗戦も、先発前田は2回無失点の奮闘

「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」(8月31日開幕・台湾)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」U-18代表は28日、東京ドームで大学日本代表との壮行試合に臨んだが、0-8で敗れた。

 U-18代表で先発登板した前田悠伍投手(大阪桐蔭)は2イニングで3安打を浴びながらも、3三振を奪うなど、無失点。プロ注目左腕の実力を発揮した。一方、今夏の第105回全国高野球選手権で慶応(神奈川)の107年ぶり優勝に貢献し、爽やかな風貌で話題を集めた丸田湊斗外野手は「3番・中堅」で出場。4打数無安打に倒れたが、一挙手一投足にスタンドが沸いた。

 大学代表で存在感を放ったのは、5番手で登板した今秋のドラフト1位候補の左腕、細野晴希投手(東洋大)だった。先頭打者に対し、自己最速の155キロを更新する156キロを2球連発し、空振り三振に仕留める。次打者にはさらに上を行く157キロで、空振り三振。3人目の緒方漣内野手(横浜)に対しては、4球目の高めのボール球がついに158キロを計測。6球目の154キロで右飛に打ち取り、1回無安打無失点、2三振を奪ってマウンドを降りた。

 試合は大学代表が両チーム無得点で迎えた4回、1死一、三塁の好機に、大学代表の渡部聖弥外野手(大商大)が右犠飛を放ち先制。続く中島大輔外野手(青学大)が放ったレフト線付近への飛球に、左翼の橋本航河外野手(仙台育英)がスライディングキャッチを試みるも、届かず後逸し適時三塁打となった。さらに熊田任洋内野手(早大)も中前適時打で続き、この回一気に3点を先行した。大学代表は5回にも、上田希由翔内野手(明大)が右翼席へ2ランを放ち、点差を広げた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY