大谷翔平がマイナー投手相手のフリー打撃へ 指揮官「バットの振りに満足」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

29日に打撃練習許可後に本拠地でフリー打撃実施

 エンゼルス大谷翔平投手が今週末にもマイナー投手を相手としたフリー打撃を行うことが明らかになった。右肘内側側副靱帯を損傷した右腕は、28日(日本時間29日)に医師から打撃練習の再開許可を得た後、本拠地エンゼルスタジアムでコーチを相手にフリー打撃を実施。翌29日(同30日)にもフリー打撃を行い、順調な経過を見せているという。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」電子版が伝えている。

 打者・大谷復活へ早くも一歩前進だ。29日(同30日)に遠征地ボルチモアで記者対応したマイク・ソーシア監督は、23歳二刀流がコーチやトレーナー立ち会いの下、2日間にわたりフリー打撃を行ったことを報告。「彼ら(コーチやトレーナー)はバットの振りに非常に満足していた」と話したという。

 また、今週末にも傘下マイナーから本拠地へ投手を派遣し、大谷に状況に応じたゲーム形式での打撃練習を行わせる予定であることも明かしたそうだ。記事では、エンゼルスが大谷の具体的な復帰スケジュールを明かすことに慎重で、いつ戦列復帰するかは未定であることを強調しながら、「今週末に投手相手の打撃練習を行うなら、オオタニの復帰が近いと仮定することは論理的だ」と指摘している。

 右肘内側側副靱帯を損傷した大谷は、多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射による治療を選択し、トミー・ジョン手術と呼ばれる靱帯修復手術を回避した。投手としての復帰はしばらく時間がかかりそうだが、打者としての復帰には医師から許可が下りていた。

(Full-Count編集部)

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