侍U-18、東恩納蒼が完全試合! 53球の“省エネ”&猛攻で5回コールド…4位以上確定

プエルトリコ戦に先発し完全試合を達成した侍U-18代表・東恩納蒼【写真:荒川祐史】
プエルトリコ戦に先発し完全試合を達成した侍U-18代表・東恩納蒼【写真:荒川祐史】

球数53球のため、中1日で10日の“決戦”も登板可能

 高校日本代表「侍ジャパン」は8日、台湾(台北)で行われている「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」でプエルトリコとのスーパーラウンド2戦目に臨み、10-0の5回コールド勝ち。東恩納蒼投手(沖縄尚学)が5回5奪三振で参考記録ながら完全試合を達成した。7日の韓国戦に続いてスーパーラウンド2連勝を決め、今大会の4位以上が確定。第3試合に予定されている台湾-オランダで台湾が勝利すれば2位以上となり、10日の決勝に進む。

 馬淵史郎監督のタクトが光った。今大会初めて4番で起用した武田陸玖(山形中央)が初回1死二、三塁からライトへ先制2点適時打を放った。起用的中に、指揮官もベンチで手をたたいて喜んだ。

 2点リードの3回2死一塁からは丸田湊斗外野手(慶応)がセンターへ適時二塁打を放ち、1点を追加。貴重な追加点に場内は拍手に包まれた。5回には4安打を集中して一挙6点。コールド勝ちを決めた。

 今大会3度目の先発マウンドに上がった東恩納蒼投手(沖縄尚学)が圧倒的な投球を見せた。1人も走者も許さぬパーフェクトを達成。3回には3者連続三振を奪うなどの力投で勝利に貢献した。

 53球の省エネ投球。中1日で10日の最終戦登板も可能となった。9日はオープニングラウンドのグループAを1位通過した台湾と対戦。悲願の世界一へ、全員で力を合わせる。

(Full-Count編集部)

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