馬淵監督「あれくらい投げてくれないと」　4回無失点も褒めず…前田への大きな期待

「トーナメントの気持ちで戦おうということは合言葉にしています」

　高校日本代表「侍ジャパン」は7日、台湾（台北）で行われた「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」スーパーラウンド初戦で韓国に7-1で勝利した。6回には山田脩也内野手（仙台育英）に今大会チーム1号が飛び出し、馬淵史郎監督は「本当に大きな一発だったと思います」と絶賛した。

　先発した前田悠伍投手（大阪桐蔭）が4回47球1安打無失点の好投。最速145キロの直球を武器に、韓国打線を寄せつけなかった。「前田があれくらい投げてくれないと、これからが見えてこないので。彼らしいピッチングでした」と褒めはしなかったが、大きな期待の裏返しだろう。

　さらに、この日は下位打線がつながった。2回には7番・知花慎之助外野手（沖縄尚学）の2点適時三塁打などで3点を先制。そして6回の山田の本塁打には「大きかったですね。2点差と3点差では残り2イニングでは全然違いますからね。本当に大きな一発だったと思います」と賛辞を送った。

　スーパーラウンド初戦を白星で飾った侍U-18代表は、8日にオープニングラウンドのAグループを3位で通過したプエルトリコと対戦する。「トーナメントの気持ちで戦おうということは合言葉にしています」。悲願の世界一へ、残り全勝の気持ちで白星を積み重ねていく。

（Full-Count編集部）