阪神が助っ人コンビで2位浮上 8回無失点のメッセ「巨人に勝つのは最高」

マートンは決勝打で阪神に27イニングぶり得点、「(気分は)メッチャイイ」

 阪神が助っ人コンビの活躍で首位巨人を2-1で破り、ゲーム差なしの2位タイに浮上した。先発のメッセンジャーが8回6安打無失点と快投すると、0-0の6回にはマートンが2点二塁打。阪神に実に27イニングぶりの得点をもたらし、後半戦初勝利に導いた。

 メッセンジャーは初回、いきなり2死満塁のピンチを背負う。しかし、阿部を145キロの直球でライトフライに仕留め、無失点で切り抜けた。これで流れに乗り、8回129球を無失点で投げ切った。

 0-0の6回2死一、二塁にはマートンが杉内からレフトフェンス直撃の二塁打を放ち、2点を奪取。阪神にとっては14日の広島戦以来、実に27イニングぶりの得点となり、そのまま巨人に勝利した。

 試合後は2人が揃ってお立ち台に。自身の連敗を2で止め、6勝目を挙げたメッセンジャーは「最高の気分です。いつでもジャイアンツ相手に勝てるのは最高の気分です」と伝統の一戦での白星を喜び、大歓声を浴びた。

 また、マートンは「オオキニ。(気分は)メッチャイイデスネ、メッチャイイ。アリガトウ」と日本語で喜びを表現。「(自分を)信じることですね。いつでも野球ですから、調子いい時も悪い時もある」と値千金の決勝打を放った打席での心境を振り返った。

 DeNAがヤクルトに敗れたため、2位タイに浮上。巨人とのゲーム差はなくなった。勝負の後半戦で、今年も助っ人が頼りになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY