“疑惑判定連発”に「あり得ねえだろ」 493億円男、因縁の相手に怒り収まらず口撃

退場処分を受けたフィリーズのブライス・ハーパー【写真:ロイター】
退場処分を受けたフィリーズのブライス・ハーパー【写真:ロイター】

ヘルナンデス塁審のスイング判定で三振…納得いかず激怒し退場に

■パイレーツ 3ー2 フィリーズ(日本時間29日・フィラデルフィア)

 フィリーズのブライス・ハーパー外野手は28日(日本時間29日)、本拠地でのパイレーツ戦で、ハーフスイングの判定に抗議し退場となった。試合を終えても怒りは収まらず「僕は『あり得ねえだろ』って感じだった」と振り返っている。

 3回、カウント3-2から内角低めに落ちるボールにバットを止め、四球を確信して防具を外していた。しかし三塁塁審のエンゼル・ヘルナンデス審判員はスイングと判定。これに激怒したハーパーは、三塁へ歩き出して抗議。ヘルナンデス審判員はすぐに退場を宣告した。

 ハーパーは納得いかず猛抗議。ロブ・トムソン監督も抗議に走った。地元紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」のフィリーズ番アレックス・コフィー記者が伝えたところによると、ハーパーの熱は試合後も冷めず「とにかく酷い。対戦したことのない投手相手に打席の中で粘っているところだった。カウント3-2から内角低めのスライダーだったが、間違いなく振っていない。防具を外していたら観客の反応が聞こえて、僕は『あり得ねえだろ』って感じだった」と語った。

 昨年にも同球場で、ヘルナンデス球審のストライク判定にフィリーズのカイル・シュワーバー外野手が激怒して退場となる場面があった。13年3億3000万ドル(約493億円)の大型契約の下でプレーするハーパーは、「毎年、同じストーリーだ。(あの審判によって)同じことが繰り返されている。正しいことをしているのに罰金を取られるんだ。また何度も何度も同じことだ。こんなのとにかく正しくない」と憤っていた。

(Full-Count編集部)

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