自己最多11勝目の菊池雄星 メジャー5年目の“心のゆとり”…PO進出は「1年間やったご褒美」

レイズ戦に先発したブルージェイズ・菊池雄星【写真:ロイター】
レイズ戦に先発したブルージェイズ・菊池雄星【写真:ロイター】

レイズ戦で5回3失点…PO進出に向けて「勝てたのは大きい」

■ブルージェイズ 11ー4 レイズ(日本時間30日・トロント)

 ブルージェイズの菊池雄星投手は29日(日本時間30日)、本拠地のレイズ戦で5回5安打3失点と好投し、自己最多を更新する11勝目を挙げた。防御率3.86。ワイルドカードでのポストシーズン進出へ前進し、「今日取らないとプレッシャーがかかる。その中で勝てたのは大きかった」と声を弾ませた。

 初回、2回と先頭打者を出したが、併殺でピンチを切り抜けた。3回2死一、二塁ではラミレスを右直。4点リードとなった4、5回と3者凡退に切り抜けた。今季最終登板は5回76球を投げ、5安打3失点。4奪三振2四球だった。前回の登板で出た投球時のクセを見直してきたといい、「初回にゼロで行けたのは大きかった。いい緊張感の中で投げられたし、楽しかった」と振り返った。

 5年目の今季は11勝(6敗)、防御率3.86、167回2/3、181奪三振など軒並みキャリアハイとなった。「5年目でやっとルーティンもできて、心のゆとりもできてきた」と菊池。可能性を残すポストシーズンに向けても「1年間やってきたご褒美だと思って、楽しむだけ」とリラックスした表情で語った。

(Full-Count編集部)

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