ずっと1位だったのに“162試合目の悲劇” 強行出場も散々…首位打者&優勝が一気に消滅

レンジャーズのコーリー・シーガー【写真:Getty Images】
レンジャーズのコーリー・シーガー【写真:Getty Images】

レンジャーズのシーガーは4打数無安打に終わり、首位打者から陥落した

 ア・リーグの全日程が1日(日本時間2日)に終了し、打撃タイトルが確定した。エンゼルスの大谷翔平投手が日本勢初の本塁打王を獲得した一方で、最終戦でタイトルを逃す悲劇も。レンジャーズのコーリー・シーガー内野手は4打数無安打に終わり、打率.327で2位に陥落した。

 シーガーは今季4月に左ハムストリングを痛め戦線離脱。7月に右親指を痛め、2度目の負傷者リスト(IL)入りしたが、8月に復帰すると打ちまくり、9月に規定打席に到達すると、打率.345で一気に首位打者に躍り出た。その後も、リーグ1位をキープしていたが、徐々にレイズのヤンディ・ディアス内野手が詰め寄り、最終戦を前にシーガーが.331、ディアスが.330と1厘差だった。

 レンジャーズは1日(同2日)の試合前の時点で、ポストシーズン進出は決まっていたが、勝たないと地区優勝を逃すため、シーガーは「2番・遊撃」でフル出場。一方のレイズはすでに順位が決まっていたため、ディアスは先発メンバーからは外れ、シーガーの結果を待っていた。

 シーガーは結果的に4打数無安打に終わり、欠場したディアスの首位打者が決定。さらに、レンジャーズはマリナーズに0-1で敗れ、地区優勝もアストロズに譲る形となった。地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」のケビン・グラント記者は「(シード権を逃した)レンジャーズと同様に、コーリー・シーガーは本当に(首位打者のタイトルまで)近かった。シーガーは先月の大半をリードしていた状態だったが、ア・リーグ首位打者のタイトルが手からこぼれ落ちた」と悲劇を嘆いていた。

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