かつての輝きが暗転…タイトルホルダー3人が戦力外 盗塁王からわずか2年、最多安打も

広島・薮田和樹、巨人・中島宏之、楽天・西川遥輝(左から)【写真:荒川祐史】
広島・薮田和樹、巨人・中島宏之、楽天・西川遥輝(左から)【写真:荒川祐史】

巨人の中島はかつて最高出塁率2回、最多安打1回を誇る

 巨人は13日、中島宏之内野手や鍵谷陽平投手ら7選手と来季の契約を結ばないことを発表した。通算1928安打を誇る中島は、西武時代には最高出塁率2回、最多安打1回を誇る好打者だ。ここまで第1次通告期間に12球団計98人が戦力外となったが、その中には中島のようなタイトルホルダーたちの名前もある。

 楽天の西川遥輝外野手は、4度の盗塁王を誇る足のスペシャリストだ。2014年に43盗塁を決めて初のタイトルを獲得すると、2017、2018、2021年にも栄冠を勝ち取る。同年限りで日本ハムをノンテンダーとなり楽天へ移籍。今季は35試合の出場で2盗塁にとどまった。

 広島の薮田和樹投手は、2017年に勝率.833で最高勝率のタイトルを獲得した。同年は38試合の登板で15勝3敗と優勝に大きく貢献。しかしその後は2桁勝利はなく、今季は3試合の登板で0勝0敗、防御率9.00だった。

 中島は西武時代の2008年から2年連続で最高出塁率に輝き、2009年は最多安打との“2冠”を誇った。米挑戦を経てオリックス、巨人と渡り歩いたプロ21年目の41歳。2000安打まではあと「72」に迫っている。

 移り変わりの激しいプロ野球界で生き残っていくのは、とてつもなく大変なこと。かつて栄光を味わった好選手たちも、時を経て逆境に立ち向かっていくこととなる。

(Full-Count編集部)

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