チーム一筋16年の左腕が戦力外 現役もわずか…生え抜きの“旧横浜戦士”ついに消滅

ジャイアンツ傘下3Aサクラメントの筒香嘉智(写真はレンジャーズ時代)、DeNA・田中健二朗、巨人・梶谷隆幸(左から)【写真:Getty Images、町田利衣、小林靖】
ジャイアンツ傘下3Aサクラメントの筒香嘉智(写真はレンジャーズ時代)、DeNA・田中健二朗、巨人・梶谷隆幸(左から)【写真:Getty Images、町田利衣、小林靖】

田中健二朗が戦力外に…藤田一也は今季限りで現役を引退する

 DeNAは3日、田中健二朗投手ら10選手に、2024年シーズンの契約を結ばないことを通知したと発表した。田中健は、2007年高校生ドラフト1巡目で横浜に入団して16年目。TBSが親会社だった時代(2002年~2011年)にプレーした生え抜きの現役選手が、現状ではこれで1人もいなくなった。

 今季チームに在籍する“旧横浜戦士”は、2004年ドラフト4巡目の藤田一也内野手と田中健の2人だったが、藤田は今季限りで現役を引退。田中健も戦力外となり、ついに“消滅”してしまった。

 他球団に目を向けると、現役では巨人の梶谷隆幸外野手、ロッテの国吉佑樹投手、ジャイアンツ傘下3Aサクラメントでプレーする筒香嘉智外野手がいる。梶谷は2006年高校生ドラフト3巡目で入団。2021年からFAで巨人に移籍した。

 国吉は2009年育成ドラフト1位で入団し、2011年に支配下に。2021年途中にロッテに移籍した。筒香は2009年ドラフト1位で入団。横浜最終年の2011年に40試合出場で8本塁打を放って飛躍のきっかけをつかみ、球団を代表する4番打者へと成長した。

 2012年にDeNAに譲渡されて、今季で12年が経った。顔ぶれが変わるのは当然のことといえるが、時代の移り変わりを如実に表している。

(Full-Count編集部)

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