2年連続戦力外の右腕、FA移籍も出番激減 新天地で苦闘…岐路迎えた2013年ドラフト組

ソフトバンク・嶺井博希、巨人・三上朋也、小林誠司(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】
ソフトバンク・嶺井博希、巨人・三上朋也、小林誠司(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】

三上朋也は巨人、古川侑利は鷹で自身2度目の戦力外となった

 第2次戦力外通告期間が22日に開始され、ソフトバンクでは2013年ドラフト2位の森唯斗投手、同4位の上林誠知外野手らに来季支配下契約を結ばない旨が伝えられた。ドラフトからちょうど10年。“2013年組”で岐路を迎えた選手は多い。

 DeNAでは2位・平田真吾投手、4位・三上朋也投手(巨人)が戦力外になった。平田は昨季10ホールドも今季は1軍登板機会がなかった。三上は昨オフにDeNAから戦力外となり、今季は巨人と育成契約。5月に支配下登録され22試合に登板も、このオフに再び戦力外通告を受けた。

 2013年ドラフト4位で楽天に入団した古川侑利投手は2019年途中に巨人へトレード移籍。2021年オフに戦力外となり、2022年に日本ハムと育成契約を結んだ。同年に自己最多34登板を果たして現役ドラフトでソフトバンクに渡った。しかし、今季は9登板で再び戦力外となった。

 苦闘した選手も少なくない。日本ハムに1位入団し、今季阪神にトレード移籍した渡邉諒内野手は59試合で打率.177。DeNAに3位入団で昨季は93試合出場、今季ソフトバンクにFA移籍した嶺井博希捕手は44試合出場で打率.206にとどまった。巨人1位の小林誠司捕手は21試合出場だった。ロッテ1位の石川歩投手、同6位の二木康太投手は未登板に終わった。

 一方で楽天1位の松井裕樹投手は2年連続3度目の最多セーブ獲得。西武1位の森友哉捕手はオリックスにFA移籍し、リーグ3連覇に貢献した。日本ハム3位入団の岡大海外野手は2018年途中にロッテに移籍し、今季はキャリアハイの90安打、打率.282をマーク。輝きを放った選手も少なくなかった。

(Full-Count編集部)

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