思わず笑顔に…「マジかわいい」　ヴィーナスのキラキラダンスに隠された秘訣

4年目を迎えたサブリーダー、伊藤るうなさんはインスタで披露したダンスリール動画も好評

　巨人の公式マスコットガール「VENUS（ヴィーナス）」になって4年目のシーズン。チームはV奪回とは行かなかったが、サブリーダー・伊藤るうなさんにとって、従来の応援が戻った今季は特別な1年となった。インスタグラムでは明るくキレあるソロダンスのリール動画を公開。「マジかわいいです」と多くの反響を集めるなど、充実な1年となった。

　これまでの3年間は「難しい期間だった」と振り返る。ヴィーナスに加入して1年目の2020年、シーズンに向けて準備を進めていると新型コロナウイルスの蔓延で、開幕が延期になった。無観客や声を出せない制限の多い期間が続いた。今年はファンと直接、対話ができるようになり、ヴィーナスになったのだと改めて実感した。

　タオルを掲げて応援するスタイルも解禁された。「闘魂こめて」で踊る際には、自分の名前が記されたタオルを持っているファンも見かけた。「どこで私のこと知ってくれたのだろうと、びっくりしてしまいました」。SNSを通じて、自分の存在が伝わっていたことに喜びも感じた。

　伊藤さんは、サブリーダーとして新人メンバーに伝えていたことがある。「4年目でも新人でも、グラウンドに出てしまえば、お客さんから見たら年数は関係ない」。一人一人が立派なヴィーナスであってほしいと、年数を重ねるごとに願うようになった。

「どんなにダンスを練習していても、自分が一番楽しく踊らないと 伝わらない」。伊藤さんは、誰よりも楽しく魅せることを後輩たちに体現してみせた。