戦力外、トレード…次々といなくなる中日内野手 2年で7選手、低迷打破へ抜け出すのは?

中日から戦力外通告を受けた溝脇隼人(左)とDeNA・京田陽太【写真:荒川祐史】
中日から戦力外通告を受けた溝脇隼人(左)とDeNA・京田陽太【写真:荒川祐史】

今オフは堂上&福田が現役引退、溝脇は戦力外となった

 中日は10月31日、溝脇隼人内野手と来季の契約を結ばないと発表した。昨季は87試合、今季は59試合に出場した内野手への戦力外通告。これで、立浪和義監督が就任した昨季から、計7人の内野手がチームを去る事態となった。

 立浪政権1年目の昨オフ、京田陽太内野手が交換トレードでDeNAに移籍した。2017年に新人王に輝くなど中日の正遊撃手として活躍した京田の放出は話題になった。

 さらに主に二塁や三塁をこなしたユーティリティの阿部寿樹内野手も交換トレードで楽天に渡った。主に遊撃で自己最多58試合出場の三ツ俣大樹内野手は戦力外となり、今季はヤクルトでプレーした。

 今季は、2021年には主に二塁で出場した高松渡内野手がシーズン途中のトレードで西武に移籍した。今オフは通算1012試合出場の堂上直倫内野手、826試合出場の福田永将内野手がそろって現役引退。そして今回、昨季は87試合に出場した溝脇が戦力外となった。

 その穴を埋めるべくドラフトでは積極的に二遊間をこなせる内野手を指名している。昨年は2位で村松開人、5位で濱将乃介、6位で田中幹也、7位で福永裕基を指名。今季、村松は二塁で48試合、遊撃で27試合に先発出場。福永は二塁で65試合に先発した。

 そして今回のドラフトでは2位で津田啓史(三菱重工East)、3位で辻本倫太郎(仙台大)と遊撃手2人を指名した。また、今季は高卒3年目の龍空内野手が遊撃でチーム最多の81試合に先発した。内野陣の顔ぶれが大きく様変わりする中で、来季は誰が定位置を掴むのか。就任3年目を迎える立浪中日の浮沈のカギを握りそうだ。

(Full-Count編集部)

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