ダルビッシュ、涌井ら奮闘の裏で…顕著だった「投打格差」 “最後の砦”も今季で引退

中日・涌井秀章、パドレス・ダルビッシュ有、中日・大野奨太(左から)【写真:荒川祐史、ロイター】
中日・涌井秀章、パドレス・ダルビッシュ有、中日・大野奨太(左から)【写真:荒川祐史、ロイター】

大野奨太が今季限りで引退…1986年世代の野手はNPBからいなくなった

 パドレスのダルビッシュ有投手は37歳シーズンの今季、8勝をマーク。日米通算200勝へあと4勝として2024年シーズンを迎える。健在ぶりを示した一方で、NPBでは中日・大野奨太捕手が引退。NPBで同世代の野手はついにいなくなった。

「1986年世代」は投手陣が奮闘。ダルビッシュの他にも、中日・涌井秀章投手は今季5勝13敗と大きく負け越したが、21先発で111回を投げた。通算159勝を挙げている。ロッテ・美馬学投手は今季18登板で3勝。2桁勝利を3度記録し、通算80勝をマークしている。

 田澤純一投手はメジャー通算388試合に登板。台湾、メキシコなどでプレーした後、古巣である社会人野球「ENEOS」に復帰し、侍ジャパン社会人代表としてアジア大会に出場した。

 投手に比べると、野手勢はやや小粒な印象だ。日本ハムでゴールデングラブ賞を4度受賞した陽岱鋼外野手はFA移籍した巨人を2021年限りで退団し、昨年から米独立リーグに戦いの場を移した。

 日本ハムでダルビッシュともバッテリーを組んだ大野奨太捕手は2018年に中日へFA移籍。新天地では徐々に出場機会が減り、今季限りで現役引退。来季から中日のコーチを務める。“最後の砦”も引退し、NPBでは1986年世代の現役野手はいなくなった。

 ダルビッシュ、涌井、美馬、田澤らは来季38歳シーズン。どんな投球を見せてくれるか、注目される。

(Full-Count編集部)

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