東京Dは「振り遅れてもライトに…」 鷹&巨人プレーした小久保監督が語るセパの違い

ソフトバンク・小久保裕紀新監督【写真:米多祐樹】
ソフトバンク・小久保裕紀新監督【写真:米多祐樹】

泉圭輔と高橋礼がウォーカーとの交換トレードで巨人に移籍

 ソフトバンクの高橋礼投手、泉圭輔投手と巨人のアダム・ウォーカー外野手の2対1のトレードが成立した。このトレードを受け、自身も両リーグでプレーした経験がある小久保裕紀新監督は、セパの違いについて「真っ直ぐは、今は変わりはないと思いますけど、変化球の方が多いイメージでセ・リーグではいっていました」と話した。

 小久保監督は2003年オフに無償トレードでダイエー(当時)から巨人に移籍した。移籍初年度は41本塁打、打率.314を記録し「僕の場合は、球場の大きさが違った。最初から2ストライクアプローチで、変化球を待ちながら真っ直ぐに対応しても、ライトにホームランが入っていたので。バッティング簡単やな、って思いながらの1年だった(笑)」と振り返った。

 巨人では3年間で94本塁打を記録した。当時の福岡ドーム(現PayPayドーム)にはホームランテラスもなく、12球団でも広い球場と分類されていた。「変化球待ちでライトに、真っ直ぐに振り遅れても東京ドームでは入っていたので。(巨人1年目は)打率.314っていう僕の力では絶対に打てない数字が残った」と球場が違えば成績が変わる点にも言及した。当然、15年以上も前の時代で「単純に比較はできないです。それとは(今は)ちょっと違う」とも付け加えていた。

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)

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