大谷翔平との再契約、エ軍GMは多く語らず　争奪戦で流出の可能性も「仮定の話はしない」

ミナシアンGMはこの日も語らず…FA市場は「今、降って沸いたことではない」

　エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは8日（日本時間9日）、米アリゾナ州スコッツデールで行われているGM会議で取材に応じた。大谷翔平投手との再契約についてはこの日も明言せず。「仮定については詳しく話すことはしない」と記者の質問を遮るように話した。

　大谷は今オフに自身初のFAとなり、契約規模は総額5億ドル（約750億円）とも言われている。エンゼルスはシーズン中から大谷と面談を行い、再契約を目指してきた。ミナシアンGMは何度も「彼が楽しくプレーし、彼が愛する場所はここだと、私は信じている」「We love Shohei Ohtani」と“大谷愛”を語ってきた。

　GM会議初日となった前日7日（日本時間8日）も「交渉について、私は（この場で）話はしない」と明言を避けていたが、この日も同様。大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏とどのような話をしているか問われても「私が誰と時間を過ごしているか、詳しく話すことはしない」と言葉を濁した。

　大谷と再契約すれば、ぜいたく税のラインを超える可能性もある。選手予算の総額やアート・モレノ球団オーナーとの話し合いについても「我々は日々、話している。特に決まった分野についてということではなく、どんな選択肢があるか、どうしたらチームがよくなるかについてだ」と話すにとどめた。

　この日、今季までブレーブスで三塁コーチを務めたロン・ワシントン氏が2年契約で新監督に就任した。一方で、組閣や大谷以外のFA市場の状況は不透明。「このことは、今、降って沸いたことではない。FA市場解禁時に準備ができているようにする時間はあった。我々はシーズンが終わる前、そしてオフに入ってからも、かなりの時間をかけてチーム状態を振り返った」と自信をのぞかせた。

（Full-Count編集部）