今年も大型補強か、高額年俸選手が戦力外　助っ人の大幅刷新も…鷹の戦力整理の行方

昨オフは有原航平、近藤健介、ロベルト・オスナら大型補強を敢行している

　ドラフト会議、戦力外通告期間が終了し、各球団に来季の戦力構想が見えてきた。3位に終わったソフトバンクは、支配下9人に戦力外通告。ドラフト会議では7人を指名した。トレードでアダム・ウォーカー外野手を獲得し、不発に終わった助っ人野手の補強も行った。ここでは主な戦力整理を見ていきたい。

　支配下で戦力外通告を受けたのは森唯斗、高橋純平、嘉弥真新也、古川侑利、椎野新の5投手と、九鬼隆平捕手、増田珠内野手、佐藤直樹、上林誠知両外野手の計9人。通算400登板以上している森、嘉弥真ら主力だけでなく、2軍で29試合登板、防御率1.16の好成績を残した椎野とも、来季の契約を結ばなかった。

　ドラフト会議では1位で大阪桐蔭高の前田悠伍投手、3位で補強ポイントだった右の大砲、慶大の廣瀬隆太内野手を獲得した。さらに今季は助っ人野手が4人でわずか1本塁打と不発だった穴を埋めるべく、高橋礼、泉圭輔両投手を放出し、巨人からウォーカーを補強した。

　助っ人はガンケル、ガルビス、アストゥディーヨ、デスパイネの退団が確実。去就未定のオスナが残留となっても支配下は62枠となる。それ以上に気になるのが、大幅コストカット。推定年俸4億6000万円の森、1億6000万円の嘉弥真と高額年俸選手が戦力外になっている。昨年は近藤健介外野手、オスナ、有原航平投手ら大型補強を敢行したが3位に終わった。4年ぶり日本一奪還へ、小久保ホークスはオフにどんな補強をするのだろうか。

（Full-Count編集部）