MLB選手会、大谷翔平のQO拒否を正式発表 エンゼルスの1年30億円オファーを飲まず
MLB選手会広報部「7選手が球団の提示したQOについて決断を下した」
メジャーリーグ選手会は14日(日本時間15日)、エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手ら全7選手が、クオリファイング・オファー(QO)を拒否したと正式に発表した。来季の規定条件は単年2032万5000ドル(約30億5000万円)で、東部時間の14日午後4時(同15日午前6時)が返答期限だった。
MLB選手会広報部が公式ツイッターで発表。「7選手が球団の提示したQOについて決断を下した。拒否:コーディ・ベリンジャー(カブス)、マット・チャップマン(ブルージェイズ)、ソニー・グレイ(ツインズ)、ジョシュ・ヘイダー(パドレス)、アーロン・ノラ(フィリーズ)、ショウヘイ・オオタニ(エンゼルス)、ブレイク・スネル(パドレス)」とリリースを掲載した。
2012年にスタートしたQOは、FA選手がメジャー上位125選手の平均となる年俸で今季所属球団と1年契約する制度。大谷が別の球団と契約すると、エンゼルスには上位のドラフト指名権が与えられる。今年を含めてこれまで131選手に提示され、受諾したのはわずか13選手のみとなっている。
大谷との契約は、メジャー史上最高額となる5億ドル(約750億円)を超える争奪戦が予想されている。ドジャースやジャイアンツなど複数球団が参戦するとみられ、エンゼルスも引き続き再契約の交渉をすることも可能となっている。
(Full-Count編集部)