リーグMVPが2年連続流出の危機 FA残留→大手術の34歳も…西武2013年組の現在地

西武・山川穂高(左)とオリックス・森友哉【写真:荒川祐史】
西武・山川穂高(左)とオリックス・森友哉【写真:荒川祐史】

2013年ドラ1の森は昨オフにFAでオリへ、2位の山川は今回行使を決断

 西武は14日、山川穂高内野手が国内フリーエージェント(FA)権を行使したと発表した。2013年ドラフト2位で入団した大砲は新天地を選ぶのか。今後の展開が注目されるが、ここでは同年ドラフト組の「現在地」を検証する。

 1位指名は森友哉捕手(大阪桐蔭)。「打てる捕手」として2019年には首位打者を獲得して優勝に貢献。MVPにも輝いた。昨年オフにFA宣言してオリックスへ移籍。新天地1年目はリーグ4位の打率.294をマークするなど優勝に貢献した。

 6位指名の岡田雅利捕手(大阪ガス)は2017年に自己最多の68試合に出場するなど、貴重な働きを見せた。2021年オフにはFA権を行使して残留。昨年、今年と2年連続で左膝の手術を受け今シーズンの出場機会はなかった。

 3位は豊田拓矢投手(TDK)で、1年目に34登板で2勝2ホールドをマークした。その後は登板機会を減らして2018年オフに戦力外通告を受けた。4位の金子一輝内野手(日大藤沢)は6試合出場にとどまった。

 5位の山口嵩之投手(トヨタ自動車東日本)は1軍登板機会がなく2016年オフに戦力外に。7位の福倉健太郎投手(第一工大)は通算11登板に終わった。

 2018年は山川、2019年は森がパ・リーグMVPを受賞した。大成功のドラフトだったが、この2人が立て続けにチームを離れてしまうのか。今後行われるであろう、獲得希望球団との交渉の行方が注目される。

(Full-Count編集部)

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