9人指名もドラ1以外“全員戦力外” 新天地で輝く最下位右腕…楽天、松井ドラフトの今

ヤクルト・今野龍太、楽天・松井裕樹、ソフトバンク・古川侑利【写真:荒川祐史、藤浦一都】
ヤクルト・今野龍太、楽天・松井裕樹、ソフトバンク・古川侑利【写真:荒川祐史、藤浦一都】

12球団最多の9人を指名…NPBに選手として在籍するのは3人に

 海外FA権を行使し、メジャー挑戦の意向を示している松井裕樹投手は、2013年のドラフト会議で楽天から1位指名を受けた。この年の楽天は12球団最多となる9人の選手を支配下で指名。10年の月日が経ち、NPBでプレーする選手は3分の1となる3人となった。

 2位では常総学院の内田靖人捕手を指名。打力を生かすため内野にも挑戦し、2018年には12本塁打を放ったが、昨年に戦力外となった。今季からは社会人野球・エイジェックでプレーを続けている。

 3位の濱矢廣大投手は、2019年にトレードでDeNAに移籍し、2020年に戦力外に。その後は独立リーグを経て、メキシコ、イタリアでプレー。今季はオーストラリアの球団に在籍している。

 4位の古川侑利投手も2019年にトレードで巨人に移籍。2021年に戦力外通告を受けると、日本ハムが獲得。その後、昨年の現役ドラフトで日本ハムからソフトバンクに移籍。わずか1年で2度目の戦力外通告を受けていたが、育成での再契約が発表されている。

 5位以降の選手も、全員が戦力外通告を受けている。西宮悠介投手は2019年、6位の横山貴明投手は2018年、7位の相原和友投手、8位の相沢晋投手は2016年に戦力外となった。

 そんな中、同年の支配下ドラフトで一番最後に指名された9位の今野龍太投手は、2019年に戦力外となりながらも、ヤクルトが獲得。2021年には64試合、2022年にも51試合に登板するなど、ブルペンを支える活躍を見せている。

(Full-Count編集部)

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