戦力外→育成の“六大学二塁打記録保持者”　新規参入新潟が新入団発表…27日の去就

ロッテは、明大時代に六大学歴代最多二塁打を放った菅野剛士と育成再契約

　ベストナインが発表された27日、いくつかの球団で去就にも動きがあった。九州アジアリーグの火の国は、オリックスから戦力外通告を受けていた中川拓真捕手の入団内定を発表。ロッテは戦力外の菅野剛士外野手と育成選手として再契約した。また、2軍公式戦に新規参入する新潟は、新入団選手を発表した。

　中川は、2020年ドラフト5位で豊橋中央高からオリックス入り。3年間で1軍出場はなかった。今季ファームでは20試合で打率.167、OPS.325の成績で、戦力外通告を受けた。「肩の強さ、強気のリードで投手を引っ張り、自慢の長打力で勝利に貢献します。日本一目指して頑張ります！」とコメントを発表した。

　菅野は明大時代に、東京六大学歴代最多となる28本の二塁打を記録。日立製作所を経て、2017年ドラフト4位で入団した。2020年には自己最多の81試合に出場し、打率.260、2本塁打、20打点をマーク。しかし、今季は6試合の出場に終わり、10月3日に戦力外通告を受けたことが発表されていた。

　2024年シーズンからファーム公式戦に新たに参加するオイシックス新潟アルビレックスBCは、新入団の11選手を発表した。内訳は投手5人、捕手1人、内野手2人、外野手3人。今年のドラフト会議に向けてプロ志望届を提出した選手も8人含まれており、これまでにない形でNPB入りする若手選手たちにも要注目だ。

　また、DeNAは今永昇太投手のMLB移籍に関してポスティングシステムの申請を行ったと発表。MLBから正式にポスティング公示された後、メジャー全球団と最大45日間の交渉期間に入る。ヤクルトから戦力外通告を受けていた久保拓眞投手は、自身のインスタグラムで今季限りでの現役引退を表明している。