4勝11敗でも…中日・柳裕也の際立つ“孤軍奮闘” セ界で圧倒的な献身「483.2」

中日・柳裕也【写真:矢口亨】
中日・柳裕也【写真:矢口亨】

27日に行われた契約更改交渉では保留した

 中日の柳裕也投手は、27日に行われた契約更改交渉で保留した。今季は4勝11敗と大きく負け越したが、防御率はリーグ6位の2.44で、いかに援護に恵まれなかったかがわかる。何よりも近年の“献身”ぶりが際立っている。

 3年連続で規定投球回をクリアしている柳は、この間計483回2/3を投げた。もちろんこの数字は、大きな故障がないこと、また大崩れせずローテーションを守り続けているということの表れだ。

 ほかの投手を見てみると、トップはオリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す山本由伸の550回2/3。2位が西武・高橋光成の504回1/3でこれに柳が続く。4位は日本ハム・加藤貴之の461回で、5位は中日・小笠原慎之介の450回1/3だった。

 指名打者制のないセ・リーグは、パ・リーグと比べて長くマウンドに立ち続けるのは難しい。そんな中で柳の奮闘は、パ・リーグの投手陣と比べても遜色ないほど。2年連続で黒星が先行したが、数字には表れない貢献があるのは確かだ。

(Full-Count編集部)

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