現役ドラフトで1位が移籍…支配下ついに1人 3人が戦力外、中日17年組の現在地

中日・清水達也【写真:荒川祐史】
中日・清水達也【写真:荒川祐史】

ドラ1鈴木が現役ドラフトでオリックスへ移籍

 第2回目の現役ドラフトが8日行われ、中日からは鈴木博志投手がオリックスに移籍した。2017年ドラフト1位で入団した右腕は今年はわずか9試合に登板にとどまった。同期入団の選手で、現在も支配下で中日に残るのは清水達也投手のみとなった。

 鈴木はヤマハからドラフト1位で入団。1年目には53試合に登板し、4勝6敗、4セーブ12ホールドの成績を残したが、以降は登板数が激減。2022年はわずかに3試合、今季も9試合で1勝2敗1ホールド、防御率4.07の成績だった。

 同年のドラフトでは2位の石川翔投手は2021年に右肩を痛め育成契約に。今年3月にはトミー・ジョン手術を受けた。3位の高松渡内野手は今季途中にトレードで西武に移籍した。5位の伊藤康祐外野手は今季、34試合で打率.150に終わり、オフに戦力外通告を受けた。

 6位で入団した山本拓実投手は今年途中に日本ハムにトレード。日本ハムでは26試合で防御率1.50と覚醒の兆しを見せた。同年の育成では大蔵彰人投手と石田健人マルク投手を獲得。大蔵は支配下登録叶わず、2020年に引退。マルクも2020年に支配下登録をされ、2022年には2軍でセーブ王に輝いていたが戦力外通告を受けた。トライアウトを受けたのち、現役を引退している。

 支配下で中日に残るのは4位入団の清水のみ。埼玉・花咲徳栄高時代に夏の甲子園優勝した右腕は今季2年連続の50試合以上登板。3勝3敗、25ホールド、防御率3.09の成績を収めた。11月には野球日本代表「侍ジャパン」にも選出され、「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」にも出場した。

(Full-Count編集部)

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