大谷翔平の「会見が素敵すぎる」　わずか3分で6度も“発言”…人柄が滲んだ感謝の言葉

冒頭のスピーチではエンゼルス、ファンなどに感謝の言葉を述べた

　大谷翔平投手が14日（日本時間15日）、ドジャースタジアムでドジャースの入団会見を行った。会見には日米メディアが約200人殺到、水原一平通訳らが同席し、約20分壇上に立った。冒頭の約3分間の挨拶で繰り返したのは、周囲への“感謝の言葉”だった。

　会見にはネイビーのスーツに、ドジャーブルーのネクタイで登場。新たなユニホームに袖を通し、冒頭の挨拶では、「皆さん本日はお集まり頂きありがとうございます。まず最初にこのような機会を与えて頂き、今回選手として自分を信じてくださったロサンゼルスドジャースのチームの皆さん、特にマーク・ウォルター（オーナー）、アンドリュー・フリードマン（編成本部長）、スタン・カステン（球団社長）、ブランドン・ゴーンズ（GM）、デーブ・ロバーツ（監督）、この5人には本当に感謝しています」と、ドジャースの関係者に感謝を述べた。

　6年間プレーした古巣エンゼルスへの言葉も忘れなかった。「私にメジャーリーガーとしての最初のチャンスを与えてくださったエンゼルスの皆さん、本当に今振り返っても、素晴らしく、大切で忘れられない、そんな6年間を思い出をありがとうございました」と述べた。

　また、今回のFAにおいて交渉を行い、入団とはならなかった球団のスタッフについても、「今回のFAに際しまして、本当に多くの方とお話をさせていただきました。その他の球団を含めた、球団関係者の全ての皆さんに心から感謝を申し上げます」と語った。「日々お世話になっている、エージェントのネズ・バレロ始め、CAA（エージェント会社）の皆さん、そしていつも遠く日本から暖かい声援を送ってくださるファンの皆さん、本当にありがとうございます」と、ファンへの思いも口にした。挨拶の最後には「今日は質疑応答を交えながら、そうした方々（ファンたち）に少しでも日々の感謝の気持ちを伝えれたらなと思っています。よろしくお願いします」と締め、質疑応答に臨んだ。

　この挨拶にX（旧ツイッター）では「大谷の全ての人に感謝を伝えていく会見素敵すぎる」「大谷選手からは謙虚さや感謝が溢れ出ていた」「全ての人に感謝する姿勢が本当に尊敬するし大好き」とファンも注目。冒頭のスピーチで「ありがとう」と「感謝」というワードは計6回、相手を敬う“大谷らしさ”が溢れた会見だった。

（Full-Count編集部）