山本由伸に浮上した460億円契約 投手史上最高額も…価値上昇に貢献した“先駆者”
投手史上最高額、コールの約460億円契約に「挑戦するかもしれない」
オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸投手の価値が上昇し続けている。当初は2億ドル(約284億円)規模と言われていたが、ここにきてゲリット・コール(ヤンキース)の9年3億2400万ドル(約460億円)超えの可能性も浮上。MLB公式が「ヤマモトの株価が急騰している理由」を挙げた。
コールは、スティーブン・ストラスバーグがナショナルズと7年2億4500万ドル(約348億円)の契約を結んだ直後、2019年にヤンキースと9年3億2400万ドル(約460億円)の契約を結び、投手史上最高額の記録を打ち立てた。MLB公式は「ヤマモトは、まだメジャーリーグで一度も投げたことがないにもかかわらず、コールの(投手史上最高額の)記録に挑戦するかもしれない」とみている。
「資金力の豊富な多くの球団が契約するチャンスを狙っているので、最終的な契約金の予想額は上昇の一途をたどっている」というが、その理由はメジャーに挑戦したほかの日本人投手が成功を収めていることだという。
「過去30年の間に、多くの日本人スターがメジャーに挑戦し成功するのを見てきた。特に投手陣は大きな成功を収めてきたので、ヤマモトがアメリカの野球にうまく順応できるかのかという懸念は大幅に軽減された」
10年契約でドジャース入りした大谷翔平だけでなく、野茂英雄、田中将大、ダルビッシュ有、岩隈久志、松坂大輔、前田健太の名前を出し「日出ずる国のエースたちは、メジャーリーグのマウンドでインパクトを与え、ヤマモトが続くべき道を切り開いた」と称賛した。
ほかの理由として、山本がFAとしては若いこと、日本での抜群の実績、多くのビッグマーケット球団が山本獲得を目指していることなども。どんな大型契約を結ぶのか注目される。
(Full-Count編集部)