イチロー氏「ダメな高校生だった」 自身の青春時代を大反省「今の僕が会ったら怒ります」
イチロー氏が沖縄・宮古高の野球部員を指導…自身の高校時代を反省した
マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が、16日から2日間にわたり沖縄・宮古高で野球部員たちを指導した。離島から甲子園を目指す球児を指導したイチロー氏は「ピンチになった時の声かけはどうすれば」との質問に自身の高校時代を振り返り、「一番声を出さなかった。当時の僕に今の僕が会ったら怒ります。ダメな高校生だった」と語った。
2日目の練習終了後、イチロー氏は声かけの質問を受けると、みずからの高校時代にダメ出しした。愛工大名電でで2年夏、3年春に甲子園に出場するなど活躍したが、「ダメな高校生だった」と球児たちに語った。「声を出さなかった。チーム内で一番声を出さなかった。黙々とプレーをしたタイプ。その考え方は今は変わってます。当時の僕に今の僕が会ったら怒ります」。
さらに「当時の僕は、仲良しチームじゃなかった。甲子園よりもプロに目的を持ってやっていからダメな高校生だったよ」と続けた。
その上で「普段から自信を持てるようになれば、声が出る」と語り掛け、「マジで上手いから。自信を持てるだけの練習をしてください」と選手に訴えた。高校を卒業して32年。イチロー氏の考えにも変化が生まれたようだ。
(Full-Count編集部)