注目はドラ1だけじゃない? パは下位でも逸材続々…侍JのMVP右腕にノーノー男も

西武・ドラフト2位の上田大河(左)とソフトバンク・ドラフト3位の廣瀬隆太【写真:真柴健、藤浦一都】
西武・ドラフト2位の上田大河(左)とソフトバンク・ドラフト3位の廣瀬隆太【写真:真柴健、藤浦一都】

オリ7位・権田は社会人代表でW杯MVP、西武2位・上田は秋リーグでノーノーを記録

 年が明けると、ドラフトで指名された選手たちは新人合同自主トレなど、いよいよプロ野球選手としての第一歩を踏み出す。毎年1位指名に注目が集まるが、プロ入り後は横一線。下位指名からでも活躍する選手もいる。ここでは、パ各球団の「ドラ1以外」の即戦力候補をピックアップする。

○オリックス:権田琉成投手(TDK)
 ドラフト7位でTDKから入団。下位指名ながら2022年10月のU-23W杯では野球日本代表「侍ジャパン」社会人代表の守護神としてMVPに輝いている。社会人の先輩の小木田敦也投手らとともに強力中継ぎ陣に割り込んでいきたい。

○ロッテ:大谷輝龍投手(富山GRNサンダーバーズ)
 最速159キロの直球が武器の右腕は、石川・小松大谷高からJFE東日本に入社したが2年で退社。富山に入団後は頭角を現し、独立リーガーとしては歴代最高タイとなる2位指名でNPB入りを果たした。

○ソフトバンク:廣瀬隆太内野手(慶大)
 東京六大学リーグ通算20本塁打を誇るスラッガー。4年時には野球日本代表「侍ジャパン」大学代表にも選出され、1本塁打を放ち日米大学野球選手権優勝に貢献した。ドラフト3位で入団し、正二塁手候補として期待がかかる。

○楽天:中島大輔外野手(青学大)
 青学大、野球日本代表「侍ジャパン」大学代表でも主将を務めチームを牽引。秋の東都大学リーグでは優勝を決定づける満塁弾を放つなど勝負所でも力を発揮した。ドラフト6位入団ながら、辰己、小郷、島内らの外野陣に食い込む力は十分にある。

○西武:上田大河投手(大商大)
 ドラフト2位で入団。最速154キロの直球に多彩な変化球も持ち合わせる。秋の関西六大学リーグでは、9月16日の大阪学院大戦で、史上12人目となるノーヒットノーランを達成。岸孝之投手らも背負った「11」を託されるなど、球団からの期待も高い。

○日本ハム:進藤勇也捕手(上武大)
 強肩強打の捕手はドラフト2位で日本ハムに入団。野球日本代表「侍ジャパン」大学代表にも2年連続で選出され、4年時は全試合でマスクを被り、日米大学野球選手権優勝に貢献した。

(Full-Count編集部)

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