台頭する阪神の逸材打者 左翼は誰の手に…2年目助っ人も“保証されぬ立場”

阪神・岡田彰布監督【写真:小林靖】
阪神・岡田彰布監督【写真:小林靖】

阪神の左翼手は誰に…残留のノイジーも安泰ではない?

 2023年に日本一に輝いた阪神は、岡田監督2年目のシーズンを迎える。38年ぶりの頂点に立ったチームでは、レギュラーがほとんど固定されていたが、2024年はどうなるのか。争いが激しくなりそうなポジションを見ていこう。

 近本光司や中野拓夢、大山悠輔、佐藤輝明あたりのポジションは不動か。2023年に流動的だったポジションは、外野の両翼。特に、完全に固定できなかったのは左翼だ。

 右翼は7月以降に10本塁打と状態を上げた森下翔太が固定された。2年目はシーズンを通しての活躍が期待される。左翼ではシェルドン・ノイジーがチーム最多の124試合に出場。日本シリーズでは2本塁打を放つ活躍を見せ、残留も決定したが、シーズンでは決して満足いく結果とは言えなかった。

 ノイジーは両リーグ最多となる12補殺を記録も、打率.240、9本塁打56打点、出塁率も.295と高くはなかった。左翼手という点で2024年に楽しみな存在となりそうなのが、5年目を迎える25歳・小野寺暖だ。2021年、22年と1軍打率は1割台も、2023年は急成長。1軍で少ない出場ながら打率.347、OPS.829と好成績をマークした。他にも前川右京、野口恭佑らも控えている。

 2023年は、長年課題だった遊撃手を小幡竜平、木浪聖也と争わせ、木浪がレギュラーとして躍進に欠かせぬ存在となった。またそのような選手が現れれば、連覇に大きく近づく。

(Full-Count編集部)

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