上沢直之、レイズとマイナー契約で合意 球団発表、招待選手でキャンプ参加へ

上沢直之【写真:荒川祐史】
上沢直之【写真:荒川祐史】

「投手育成の豊かな歴史にとても興味を引かれたので決断しました」

 レイズは11日(日本時間12日)、日本ハムからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた上沢直之投手とマイナー契約で合意したと発表した。招待選手としてスプリングトレーニングに参加する。

 上沢はレイズを通じて「レイズに入団することにワクワクしています。そしてメジャーリーグでキャリアを始める機会を頂いたことに感謝しています。(チームとしての)成功、そして投手育成の豊かな歴史にとても興味を引かれたので、レイズでプレーする決断をしました」とコメントした。

 2011年ドラフト6位で専大松戸高から日本ハムに入団。2014年に1軍デビューすると2021年にはキャリアハイの12勝をマークした。昨季は24試合で9勝9敗、防御率2.96。プロ通算173試合で70勝62敗、防御率3.19の成績を残している。

 昨年11月27日(同28日)にポスティングを申請。交渉期間は45日間で、期限は米東部時間1月11日午後5時(同12日午前7時)だったため“駆け込み決着”となった。

 レイズは99勝63敗でア・リーグ東地区2位でポストシーズンへ進出。昨季10勝を挙げた右腕タイラー・グラスノーがドジャースへトレード移籍となり、シェーン・マクラナハン、ドリュー・ラスムッセンら主力投手が負傷で離脱した。マイナーから、まずはメジャー切符をつかみ取る。

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