高めカーブに絶叫…快挙に“疑惑の判定” 「ボール気味だった」捕手がぶっちゃける裏側|球界群像 大石友好#12
ノーヒットノーランを達成した中日・近藤真一【写真:共同通信社】中日・近藤真一の初登板ノーノー…大石友好氏がマスクを被った
歴史的快挙をサポートした。1987年8月9日の巨人戦(ナゴヤ球場)で中日の高卒ルーキー・近藤真一投手がプロ初登板でノーヒットノーランの偉業を達成した。その試合でスタメンマスクを被り、好リードしたのが大石友好氏だ。「それもいい思い出ですね」。試合前のブルペンまで、1度も近藤のボールを受けたことがなかったという。そして、あの最後の瞬間は思わず……。捕手目線による舞台裏を明かした。
「あの時の巨人戦は勝ち、引き分けの後の3戦目でしたよね。僕は調子がよくて先発を任されていたんですよ」と大石氏は振り返った。8月7日からの巨人3連戦。1戦目は3-1で勝利、小松辰雄投手が4安打完投だった。2戦目は延長10回4-4の引き分け。2試合とも大石氏は「8番・捕手」でスタメン起用された。そして3戦目も近藤とバッテリーを組んだ。「(捕手は)中尾(孝義)も中村(武志)もいたんですけどね」。
大事な巨人戦に3試合連続でスタメンマスク。大石氏は意気に感じながらも「気は楽だった」という。「3戦目はピッチャーがちょうどいなくて、誰がいくんだろうって話にはなっていたんですよ。近藤じゃないかって噂もチラホラありましたが、近藤で行くと聞いたのは試合前でしたね。1勝1分けでの3戦目で初登板初先発の18歳の高卒ルーキーでしょ。相手はジャイアンツだし、打たれてもしょうがないという部分もあったんで気分的に楽だったんですよ」。
元中日・大石友好氏【写真:山口真司】最後の打者・篠塚を見逃し三振「ボール気味だったけど切れも勢いもあった」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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