ド軍開幕戦のチケット入手は「困難」 日本から購入なら価格3~10倍“転売屋の餌食”

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

「元値の3倍から10倍のチケットであっという間に埋め尽くされるだろう」

 大谷翔平投手が加入したドジャースの開幕戦のチケットが、日本や米国から入手困難な状況になっている。経済や金融情報を専門に扱う、米大手総合情報メディア「ブルームバーグ」が特集した。ドジャースは3月20日と21日に韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われる開幕戦で、パドレスと対戦する。

 同メディアによると、チケットは日本時間26日、韓国屈指のeコマース会社クーパンのストリーミングサービスであるクーパンプレイで発売される。しかし、「世界的にも(韓国)国内でも大きな注目を集めているが、韓国外に住むファンは3月20日と21日のチケットを入手することは困難だろう」としている。

 その理由は、クーパンでチケットを購入するには、韓国の電話番号と政府発行の身分証明書を持つ人に限定される月極メンバーシップ登録が必要だからだ。ツアー客を主に対象としている「ジャパンボール・チケット」の責任者マイケル・ウェストベイ氏によると、「韓国で行われる開幕戦のチケットの入手について何件も問い合わせがあったが、できるだけ丁重にお断りした」という。

 さらに同氏は、「いくつかのチケットはそのうち再販市場に流れるが、多くはないだろう」と指摘している。大手のチケット販売会社に出品されれば、日本や米国からの購入も可能になるが、「韓国外に住むファンがチケットを入手する方法がなければ、(再販市場は)転売を狙う転売屋が元値の3倍から10倍で出すチケットであっという間に埋め尽くされるだろう」と予測している。

 クーパン・プレイは今後6週間にわたってチケットを販売するが、価格はまだ発表されていない。会員は1試合につき2枚まで購入することができるという。高尺スカイドームの収容人数は2万人前後と、日本の球場と比べてもキャパシティが小さい。ファンならどうしても見たい開幕戦は、争奪戦になりそうだ。

(Full-Count編集部)

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