イチローの“被害者”は「7.86%」 満票選出を後押しするデータ…驚異の数字「911」

マリナーズ時代のイチロー氏【写真:Getty Images】
マリナーズ時代のイチロー氏【写真:Getty Images】

米記者「MLBの試合で1球でも投げたことのある全選手の7.86%から安打」

 2024年度の米国野球殿堂の開票が終わり、2025年度に有資格1年目を迎えるイチロー氏(マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクター)に注目が集まり始めている。ライアン・M・スピーダー記者は「イチローは、MLBの試合で1球でも投げたことのある全選手の7.86%から安打を放っている」と伝えた。

 23日(日本時間24日)に行われた今年度の投票では、エイドリアン・ベルトレ氏、トッド・ヘルトン氏、ジョー・マウアー氏の3人が当選ラインの得票率75%をクリアして殿堂入りを決めた。米メディアによると、イチロー氏の殿堂入りは確実視されており、野手初の満票での選出なるかどうかに注目が集まる。

 イチロー氏はメジャー19年で2653試合に出場し、3089安打を放った。MLB公式サイトでリサーチ&ディベロップメント部門の責任者を務めるダレン・ウィルマン氏が作った“動くリスト”によると、安打を許したのは911人の投手。スピーダー記者によると、これがメジャー歴代全投手の7.86%になるという。

 ウィルマン氏のリストによると、最も多いのはエンゼルスなどで通算188勝を挙げたジョン・ラッキーからで37安打。さらに、通算169勝を誇る元ブレーブスのケビン・ミルウッドからの33安打と続いている。メジャーを代表する名投手たちから安打を記録したイチロー氏。1年後の勇姿に大きな期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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