203cm剛腕が称賛する山本由伸の凄さ「破壊的な投球」 “小柄”な肉体を支える技術

ブルペン投球を行ったドジャース・山本由伸【写真:ロイター】
ブルペン投球を行ったドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

グラスノー「本当に流れるような投げ方だし、彼の投げ方が好きだ」

 ドジャースのタイラー・グラスノー投手が、同僚となった山本由伸投手を「破壊的な投球をする」と絶賛した。スプリングトレーニング初日となった9日(日本時間10日)に間近で見た山本のブルペン投球を分析した。

 代理人のジョエル・ウルフ氏を通して会話を交わしたことがあるという2人。今キャンプのウエートルームで対面したそうで「『よう! 元気』って感じで話した。彼のメカニックは本当に興味深い。本当に流れるような投げ方だし、本当に彼の投げ方が好きだ」とグラスノーは話す。

 山本の身長178センチはメジャーの投手としては大きくないが、剛球を投じられる要因を「本当に体幹が強いんだと思う。身長が関係あるかわからないけど、非常に効率的に投げることができている。メカニックに無駄がない。足の上げ方というより、体重の比率配分だ。体重移動が本当に上手いということは、運動神経も抜群だ。なので(投球を)見て驚かなかった」と説明した。

 投球映像ではこれまでも何度も見てきたというが、実際に目にして「衝撃を受けた。(生だと)色々な角度から見れるから、クールだった」と振り返る。また「全てのルーティンを見た訳ではないが、逆立ちとかよくやっている。米国でも取り入れているトレーナーが増えてきているから、早くから(そのトレーニングを)始めていることはいいことだ。彼から興味深いことを学べる。ウエートルームで彼のトレーニングを見たけど、とてもユニークで、集中している。彼から学べることを楽しみにしている」と興味津々だった。

 グラスノーは昨季レイズで21試合登板で10勝7敗、防御率3.53。昨年末にトレードで加入し、ドジャースと新たに5年総額1億3650万ドル(約194億円)で新たに契約を結んだ。身長203センチの剛腕投手は、山本ともに先発の軸として期待が懸かる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY