山本由伸、開幕2戦目のデビュー決定「いいスタートを」 ダルとの投げ合いはお預け

報道陣の取材に応じたドジャース・山本由伸【写真:小谷真弥】
報道陣の取材に応じたドジャース・山本由伸【写真:小谷真弥】

ロバーツ監督から告げられず苦笑い「確かに監督からは言われてないですね」

 ドジャースの山本由伸投手は21日に韓国で行われるパドレスとの開幕2戦目でデビューすることが決まった。11日(日本時間12日)の練習後、報道陣の取材に応じ、「しっかり1登板に責任を持って、全力でやりたいと思います」と意気込みを語った。

 韓国の地でデビューする。1901年以降、開幕2戦目までにデビューするのは球団では2013年柳賢振以来11年ぶり6人目だ。「すごく嬉しく思いますし、選手としてもこれからなので。新たなスタートラインとしていいスタートが切れるように頑張りたいです」と表情を引き締めた。パドレス打線については「すごく実績のある選手もいますし、有名な選手がいる。能力の優れた選手が打線にいる。1人1人と勝負できるように、自分のコンディションを大切にやっていきたいです」と語った。

 パドレスのダルビッシュ有投手が2年ぶり4度目の開幕投手に選出された。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でチームメートだった右腕との投げ合いは実現しなかったが、「ダルビッシュさんのことはすごく尊敬しているので。またいつか投げ合う時がおそらく来ると思うので。しっかり練習を頑張ります」と前を向いた。時差ボケ対策については「色々と試しながらやっていきたいです。韓国はいつものシーズンより時差が大きいので、トレーナーさんや詳しい人にサポートしてもらいながらやっていきたいと思います」と話した。

 開幕2戦目の先発登板については、ロバーツ監督から告げられなかったという。「投手コーチと登板の日程を話していたんですけど。確かに監督からは伝えられてないですね」と話し、笑顔を見せた。この日のブルペンではセットポジション時にグラブの位置を低く構えてから投球。「構えは大事にしているので。いいポジションに。まず構える位置がズレると投球が崩れるので、そこは大事にしています」と語った。

 約1か月のキャンプ生活。13日(同14日)のマリナーズ戦とのオープン戦で最終調整する。「1日1日が充実していたので、あっという間に。早かったなと思いますし、メジャーと日本のキャンプと全然違いますけど、落ち着いて自分の練習ができたので、充実していたと思います。よりいい状態で開幕を迎えられるように1日1日集中していきます」と言葉に力を込めた。

(Full-Count編集部)

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