合致した“チーム事情”…大谷翔平の外野起用は「可能性ある」 指揮官の発言に米注目

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

大谷翔平は韓国遠征からの米帰国後に投手としてのリハビリを開始する

 今季は打者に専念するドジャースの大谷翔平投手について、米メディアが外野の守備に就く可能性に言及している。19日未明(日本時間19日)にスポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が報じた。

 同メディアのアダム・ウェルズ記者が「怪我のリハビリ中のドジャース、ショウヘイ・オオタニは2024年守備に就くかもしれない。監督が言及した」のタイトルで記事を掲載。今季は投手としての出場はないが、「現MVPが2024年はDHに留まることを意味している訳ではない。デーブ・ロバーツ監督は月曜日(同19日)にレポーターに対して、DHとして出場しないとき、守備に就けるようにする投球プログラムを開始することを言及した」と触れた。

 指揮官は18日の取材対応で、大谷は韓国遠征からの米国帰国後に投手としてのリハビリを開始することを明言。その上で「今年は登板しない」と改めて今季は打者に専念させる方針を示していた。

 記事では「ムーキー・ベッツが外野から遊撃手にコンバートされたことで、オオタニが右翼を守る可能性が開かれた。ジェイソン・ヘイワードが主に右翼で起用されることが濃厚だが、彼はキャリアを通じて左投手が打てないプラトーンの選手だ」と説明。大谷が外野を任される場合があることも想定した。

 大谷は2021年に合計8回1/3で右翼手と左翼手として試合に出場。「ドジャースはMLBでどこのチームよりもロースターに汎用性があることを好む。マックス・マンシーは5つのポジションを守ることでキャリアを築いた」と過去の例も紹介した。

 ただ、ロバーツ監督は18日に「我々が重点を置いていることはDHとしてプレーすることだ」とも語っているだけに、大谷が実際に守備につく機会があるかは現段階では不透明。MLBネットワークのジョン・モロシ記者は17日(同18日)にX(旧ツイッター)を投稿。「ドジャースは、今シーズン後半時点でショウヘイ・オオタニが守備に就く可能性があることを示唆した。それは、彼の投球プログラム次第だ」と述べていた。

(Full-Count編集部)

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