巨人23歳逸材は「魔法でも使ってる？」　打者唖然の“衝撃軌道”…覚醒へ高まる期待

巨人・松井颯は独特軌道のシンカーを操り1回を無失点

　巨人の2年目右腕・松井颯投手が8日のオリックスとのオープン戦（京セラ）で披露した魔球に、衝撃が広がっている。左打者の内角ボールゾーンからストライクゾーンに舞い落ちる軌道に「すんげえ球だ」「顔にくるボールが胸元に落ちる」「魔法でも使ってる？」とファンから驚きの声が上がった。

　松井は6回に登板。先頭の宗をフルカウントから空振り三振に仕留めたが、この1球に球場がどよめいた。内角からストライクゾーンに入ってくる軌道のシンカー。宗は慌てふためいたようにバットを出したが、完全に“着払い”だった。実況アナも「おっと」と驚きの声をあげている。

　さらに2死一塁から福田のタイミングを外して空振り三振を奪った。この日は1回20球を投げて1安打2奪三振で無失点。開幕1軍へ強烈なインパクトを残した。明星大から2022年育成ドラフト1位で入団した23歳。昨年5月に支配下登録され、1軍で8試合に登板。2軍では8勝を挙げた最多勝に輝いた。

「パーソル パ・リーグTV」が公式YouTubeに映像を投稿すると、ファンは続々反応。「初見でこの魔球打つのはかなりしんどいな」「左打者には脅威の球だね」「すげぇなこれ」「これを操れたら、やばいね」「物理的になんかおかしくね？」「すごい軌道」とコメントが並んだ。勝負の2年目。魔球シンカーを武器に飛躍を遂げられるか、注目される。