エンゼルス痛恨、エース右腕リチャーズがトミー・ジョン手術で今季絶望に

エンゼルスのギャレット・リチャーズ【写真:Getty Images】
エンゼルスのギャレット・リチャーズ【写真:Getty Images】

エプラーGM「とても残念」、オフにFAとなる本人にとっても痛手に

 エンゼルスは12日(日本時間13日)、ギャレット・リチャーズ投手が右肘靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けると発表した。今季中の復帰は絶望的となり、怪我人が続出しているチームには大きな痛手。今オフにフリーエージェントとなるリチャーズ本人にとっても厳しい結果となった。

 開幕投手のリチャーズは10日(同11日)の本拠地マリナーズ戦に先発したが、3回途中に前腕に張りを訴えて緊急降板。MRI(磁気共鳴画像法)検査を受けた結果、右肘内側側副靱帯の損傷が見つかったと発表されていた。2016年にも右肘内側側副靱帯の損傷と診断されたが、この時は幹細胞注射などの保存療法を選択。しかし、今回は復帰までに一般的に約14か月を要するトミー・ジョン手術を決断した。

 MLB公式サイトによると、ビリー・エプラーGMは「とても残念だ」と肩を落としたという。さらに、リチャーズの同僚も悲しんでいることに言及。記事では、エンゼルスの投手の靭帯損傷は今季、ラミレス、ウッド、ミドルトン、ラム、そして大谷翔平に続いて6人目となったことも紹介している。二刀流の大谷は打者としてすでに復帰している。

 また、エンゼルスでは現在10人の投手が故障者リスト(DL)入り。開幕ローテーションからはシューメーカー、ラミレスらが負傷離脱しており、大谷も投手としては戦列を離れた状態となっている。リチャーズが今季絶望となり、エンゼルスの開幕ローテは壊滅状態となった。プレーオフ進出に向けて、同地区のマリナーズを追いかけなくてはならないが、エースの離脱はあまりにも痛い事態となった。

(Full-Count編集部)

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