トロントで起こる“大谷翔平効果” 誤報から4か月も…敵地紙特集「少し驚き」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

“大谷効果”でトロントのチケットは「ほぼ完売」

 ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、移籍後初の敵地・ブルージェイズ戦に挑む。昨オフには一部メディアからの“誤報”で話題となったトロントに、大谷が足を踏み入れることになる。

 カナダ地元紙「トロント・スター」では「ブルージェイズとドジャースのシリーズはほぼ完売」と報じられるように、注目度の高さは異常となっている。チケットが完売に近い状況に「年間を通して週末のブルージェイズの試合に対する関心は高いものだが、開幕早々にこれほど需要が高いのは少し驚き。この現象をショウヘイ・オオタニ効果と呼ぼう」と言及されている。

“誤報”について大谷は「行くか行かないかに関しては、僕もびっくりしたので。そこはまあ正直ファンの人と同じような心境でその時はいましたけど、実際に話もさせてもらいましたし。本当に素晴らしい球団だなというのは、個人的にもそうですけど、感じてはいたので、ファンの人も含めて。街も好きですし」とこれまでに答えている。さらに「行くこと自体はすごく楽しみだし、そこでプレーすることも楽しみにしてますね」と胸を躍らせた。

 アナハイムからトロント行きの飛行機に“搭乗”したと一部メディアから報じられたが「いや、ニュースでなんか、言われているなと言うか。僕は乗ってないんだけどな、みたいなのは感じてましたけど」と説明もしている。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の名物記者であるジェイソン・スターク氏によれば、ブルージェイズのアレク・マノア投手は“誤報”に振り回されたという。世界中の人々が「大谷がブルージェイズに入団すると確信していた」とマノア。ただ、結婚式当日に大谷はドジャースと契約。「バージンロードを歩く直前に、父は『私たちはオオタニを獲得できなかったよ。彼はドジャースと契約した』と言った。私は『悔しい。最悪だ』って感じだった」と仰天するしかなかった。

 多くの人の心を動かした“誤った情報”。大谷がトロントに降り立った時、全てが解決するはずだ。

(Full-Count編集部)

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