CY賞3度の右腕が“改革”を提唱　審判のマイナー降格制度を訴え「必要がある」

シャーザーが提唱「電子ストライクゾーンで審判をランキングさせればいい」

　通算214勝でサイ・ヤング賞3度を誇るレンジャーズのマックス・シャーザー投手が“審判降格制度”を提唱して話題になっている。審判をランキング付けし、下位10％をマイナーに降格させるという案を披露した。米メディア「CBSスポーツ」が伝えている。

　39歳のシャーザーは昨年オフに椎間板ヘルニアの手術を受け、現在は復帰へ歩を進めている。24日（日本時間25日）には傘下3Aでリハビリ登板。少なくともあと1度リハビリ登板し、5月にメジャー復帰する青写真が描かれている。

　24日（同25日）の登板後、右腕は審判について言及し、降格制度を提案した。審判のほとんどの審判は仕事を果たしていると考えているが、一方でストライクとボールの判定に問題ある一部の審判がマイナーに降格するという制度だ。

「ダラス・モーニング・ニュース」によると、シャーザーは「審判団をランキングする必要がある。電子ストライクゾーンで審判をランキングさせればいい。下位について話す必要がある―例えば下位10％としよう―下位をどう定義するかだがね。そこに入る審判をマイナーリーグに降格する話をする必要がある」と述べたという。

　記事は、降格制度は選手たちのためのものだ。成績が悪い選手たちがマイナーに送られる。これは最高レベルでの生き残り合戦であり、審判にも同じことが当てはまるべきではないかと主張。最近は球審が酷い判定をする度にネットで拡散される。MLB審判は世界一だが完璧かといえば、当然そうではない。なので審判がいる限り、苦情は出る。そういうものなのだとも述べている。

（Full-Count編集部）