ソフトバンクがペナント再開へ全体練習 工藤監督「7月は離されないように」

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

右肘痛で離脱していた今宮は16日から復帰「問題ないということなので」

 15日、ソフトバンクは後半戦スタートに向けた最後の全体練習をヤフオクドームで実施した。柳田、松田らオールスター出場組は休みとなったが、パ・リーグの指揮を執った工藤公康監督は最初から最後まで選手たちの動きに熱い視線を送った。

 練習前、指揮官は報道陣から遠く離れた外野に選手とスタッフを集めて長めの訓示を行った。「明るく元気に、楽しく真剣に。そこを一番大切にしていこうという話をさせてもらいました」と工藤監督。後半戦のスタートは、6.5ゲーム差をつけられている首位・西武との3連戦でスタートするが、指揮官は「7月はまず離されないように。先のことは考えずに、まず1つずつ自分たちの野球ができれば上がっていけると思います。1試合に一喜一憂せず、前を向いて戦っていきたい」と、挑戦者としての意気込みを強調した。

 また、指揮を執ったオールスター第2戦での松田宣浩のハッスルプレーを例に挙げ「彼の中で感じるものあったから、ハッスルできたと思います。僕も元気を出して、みんなにも元気を出してもらって下を向くことなくやっていきたい」とも語った。

 また、右肘の故障で登録を抹消されている今宮健太については「明日から出てもらいます」と16日から戦列に復帰させることを明言。「打撃コーチ、守備コーチが『問題ない』ということなので。彼自身も苦しんだと思いますが、試合に出ることが彼にとっての居場所になると思います」とした。

 16日からは地元での鷹の祭典。東京での2試合は悲惨な結果に終わったが、球宴期間でリセットできたことはチームにとっても大きいだろう。「たくさんのお客さんが来てくれるからね」と、ファンとの一体感をパワーに変えて首位の獅子に挑んでいく。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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