昨季の新人王が復活、山下舜平大が7回無失点 西武22歳は2安打2打点…10日のファーム結果

ソフトバンク戦に登板したオリックス・山下舜平大【画像:パーソル パ・リーグTV】
ソフトバンク戦に登板したオリックス・山下舜平大【画像:パーソル パ・リーグTV】

辛島航が6回3安打0封、打線も9得点で楽天が快勝

 パ・リーグ球団主催のファーム公式戦は10日、2試合が行われた。楽天は森林どりスタジアム泉で行われた西武戦に9-4で勝利。オリックスはタマホームスタジアム筑後で行われたソフトバンク戦に3-1で勝利した。

 楽天は初回、入江大樹の安打、安田悠馬の四球で1死一、二塁から、伊藤裕季也、黒川史陽、堀内謙伍の適時打で3点を先制。6回には武藤敦貴、中島大輔の2点適時打で4点、適時失策の間に2点を追加した。

 先発の辛島航は、2回に1死一、三塁のピンチを迎えたが、ここを併殺で切り抜ける。以降は二塁を踏ませない投球を見せ、6回73球3安打1四球1奪三振無失点でマウンドを降りた。

 しかし、7回に登板した伊藤茉央は、4四死球と制球が定まらず、2死満塁の場面で降板。後を受けた清宮虎多朗が連続押し出し四球を与え、2点を失う。8回にはニック・ターリーが2死一、三塁で降板し、津留崎大成が村田怜音に2点適時打を許したが、9-4で迎えた9回は、高田孝一が無失点で締めて試合終了となった。

 辛島は2勝目をマーク、打っては入江、マイケル・フランコが2安打をマークした。一方敗れた西武は、先発の上間永遠が5回74球4安打3四球2奪三振3失点の内容。2番手の井上広輝は1回4安打2四球6失点(自責点4)と崩れた。また、村田が2安打2打点を記録している。

山下舜平大が7回6奪三振0封、茶野篤政は3安打2盗塁の活躍

 オリックスは2回、2死から茶野篤政の三塁打、香月一也の四球により一、三塁の好機を演出すると、安達了一の適時打で1点の先制に成功する。3回には佐野皓大の三塁打、太田椋の四球で無死一、三塁の好機を演出。横山聖哉が三振に倒れるも、山中尭之の適時打でさらに1点を追加した。

 先発の山下舜平大は5回まで二塁を踏ませない快投を披露。6回に2安打で2死一、三塁のピンチを背負うも、3番のアダム・ウォーカーを三振、4番の正木智也を右飛に打ち取るなど、7回96球4安打1四球6奪三振無失点の内容でマウンドを降りた。

 打線は8回に野口智哉の二塁打、茶野の犠打により1死三塁のチャンスをつくると、香月の犠飛でスコアを3-0とする。8回に登板した山崎颯一郎は、先頭打者に二塁打を浴びたが、後続を3人で打ち取り無失点。9回に入山海斗が1死一、二塁のピンチを招き、代打・佐藤直樹の適時二塁打で1点を失うも、最少失点で切り抜け、3-1で試合終了となった。

 勝利したオリックスは、茶野が3打数3安打2盗塁の活躍を見せるなど、計11安打をマークした。一方敗れたソフトバンクは、先発の三浦瑞樹が5回92球7安打3四球2奪三振2失点の内容。打線は試合後半の好機を生かしきれず、8安打1得点に終わった。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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